アトピー相談 | 青木薬局 | 岡崎市の不妊漢方・アトピー漢方

アトピー相談

中医学的アトピー性皮膚炎診断

アトピー性皮膚炎の原因を中医学的に考えてみると、血虚、瘀血、痰飲(水毒)があります。
皮膚症状には風、湿、燥、熱が関与します。風は痒みです。
アトピー性皮膚炎の特徴は痒みであり、痒いから掻くことにより傷がつき、それに引き続いてさまざまな症状が起こります。

風=痒み
→祛風薬
湿=浸出液がじわじわ出る状態
→利水薬
燥=皮膚に油気がなくなり乾燥した状態
→保湿薬
熱=紅斑
→清熱薬
血虚=血の不足
→補血薬
瘀血=血液の滞りがあり、末端の血液の流れが悪い状態
→駆瘀血薬

皮膚症状が酷くなると、皮膚そのものの治療も大切になってきます。スキンケアと言われるものです。
特にアトピー性皮膚炎の場合は、痒みのため皮膚を引っ掻いて表皮が薄くなり、真皮が露出した状態になります。体の内部組織が直接外気と触れるような状態になり、風に当たっても皮膚が痛くなります。
表面の保護膜が無くなった状態ですから、外用薬を塗って保護し、空気の刺激や細菌の刺激を直接受けないように保護膜を作ってやることも必要になります。

生活の中でこころがけること

内服薬(漢方療法)と外用薬(スキンケア)と同時に、食事療法にも関心を持ってバランスの良い食生活を目指し、体質改善をしていくことが重要です。
血虚、瘀血、痰飲を食べ物のから見ると、ここ30年くらいの間に、日本人の食生活が大きく変化したことが原因の一つとして考えられます。食べ物が血と肉になるのですから注意が必要です。

症状を悪化させる要因をできるだけ取り除き、ストレスの少ない生活を送りましょう。

  • 室内を清潔に保ち、適温・適湿の環境をつくりましょう
  • 規則正しい生活を送り、暴飲・暴食は避けましょう
  • 刺激の少ない衣服を着ましょう
  • 爪は短く切り、掻きこわしで皮膚を傷つけないようにしましょう
  • ストレス解消につとめましょう

健康な肌の条件

「う・つ・な・は・だ・け」
「う(潤い)、つ(艶)、な(なめらかさ)、は(張り)、だ(弾力)、け(血色)」
ベストな状態にするためには……『気』、『血』、『津』を整える

当店のアプローチ

アトピー治療に大切なのは、洗、冷、保です!

アトピーでお悩みの方には、3つのステップをお話しております。それぞれのステップでいかに効果をあげるかが課題になってきます。人間には病気に対して自分で治そうとする力(自然治癒力)があるので、その手助けが「静潤麗」です。

アトピー治療に大切なのは、洗、冷、保です!

あきらめないで、体質改善をしましょう!!

「ステロイドを使うと少し良くなるが、やめるとまたひどくなる。もう何軒も病院・クリニックに行ってみた」
そうご相談にみえる方が多いです。

ステロイドは良い薬ですが、根本的に体質改善をしなければ『塗ると良くなり、止めるとひどくなる』を繰り返すばかりです。

皮膚は1枚のガラスと同じです。外側からだけでなく、内側からもケアをしてあげないと、本当の意味での良い肌を作ることはできません。

当店では、漢方療法(煎じ薬を含む)とスキンケアを中心に、処方をご提案させていただいています。場合によっては、ステロイドとの併用を希望される方、病院・診療所のお薬と併用で治療される方など、それぞれの患者さまの状態にあわせてご相談をお受けしています。

健やかな肌づくりを一緒にしていきましょう!

静潤麗

これまで色々な方のアトピー症状を見てきました。

そんな中、スキンケアの重要性を強く感じ、お客様にとって本当に良いクリームをご紹介したいと考えるようになりました。

(自信を持ってお薦め出来る商品が欲しい!)
そう思い、新しい商品を作ることに。

信頼出来るメーカーの選定、成分の選定、出来てきた試作品を使い、手直しを重ね……。
気がついたら一年を費やしていました。

そして出来たのが、「静潤麗」のクリームとソープです。

アトピーの方に、長く安全に使えるものとして作ったため、大容量となりました。

発売して一年以上経ち、使っていただいている多くの方から好評を頂いています。
アトピーの方のスキンケアにお薦めです

よろしくお願いいたします。

アトピー性皮膚炎とは

定義
アトピー性皮膚炎(英語:atopic dermatitis)とは、湿疹(皮膚の炎症)を伴うもののうち、アレルギー反応と関係のあるもののことで、先天性の過敏症の一種です。
アトピーという名前は「場所が不特定」という意味のギリシャ語
「アトポス」(atopos a=不特定 topos=場所)から由来しています。
原因
① 遺伝的要因
② 環境的要因
があげられます。
症状
アトピー性皮膚炎

乳児湿疹と混同されることもあります。
幼児期~学童期には、関節の内側を中心に発症し、耳介の下部が裂けるような症状(耳切れ)を呈する方が多くみえます。
思春期以後は、広範囲に渡って乾いた慢性湿疹の症状を持つ方が多いです。

乾燥して表面が白い粉を吹いたようになり、強い痒みを伴う症状の方が多くみえます。
赤い湿疹、結節などができ、激しい痒みを感じる場合や、湿潤した局面から組織液が浸出することもあります。
慢性化すると、鳥肌のようなザラザラしたものができ、皮膚が次第に厚くなることが多く、元の皮膚になるのに時間がかかるケースもあります。
思春期以降は、油脂分泌不足から頭皮に大量のフケが出るケースも多く見られます。
一般的な治療法
1. ステロイド(副腎皮質ホルモン剤)
2. タクロリムス外用薬(プロトピック軟膏)
3. 抗ヒスタミン薬・抗アレルギー薬
4. スキンケア
5. 漢方療法
6. 心身医学療法             ……等